正課インターンシップキャリア・国際交流

コミュニティ福祉学部では、インターンシップを通年の演習科目(ゼミ)として位置づけ、現場体験型の学習の場とするとともに、社会人になるための準備教育としても役立つように配慮しています。インターンシップ先は、自治体や非営利団体、福祉施設や海外非営利団体など多岐にわたります。

年間スケジュール

  • 春学期:実習先の仕事の内容やその背景になっている社会問題を学ぶとともに、基本的な社会人としてのマナーや個人情報保護などについて研修します。また、各学生はインターンシップ開始前に、インターンシップで得たい経験、職員の方に伺いたい質問などを明確にします。
  • 夏季休業中インターンシップ(5日~10日間)
  • 秋学期:各団体でのインターンシップの経験をもとに、現場で得られた気づきや仕事に対する意識の変化、社会人に必要な能力などを、学生間で議論します。また、就職活動や社会人になってからも役立つ知識として、労働法や権利行使についても学びます。 最終的に、実習先の方々を招いて報告会を行い、最終レポートを報告書としてまとめます。

政府系

主な実習先

  • 総務省
  • 東京都特別区(世田谷区、板橋区、葛飾区、練馬区など)   
  • 東京近郊の市町村(三鷹市、流山市、新座市、和光市、座間市など)
  • 東京近郊の公的団体(町田市地域活動サポートオフィス、相模原市立市民・大学交流センターユニコムプラザさがみはら、相模原市男女共同参画推進センターソレイユさがみ)
  • 遠隔地の市町村(北海道奥尻町、北海道浦河町、福井県鯖江市、長野県佐久市、長野県泰阜村、三重県紀北町、島根県津和野町、香川県琴平町など)

履修者体験談

K.Hさん
コミュニティ政策学科 2025年度履修


私は3年次の夏休みに、北海道奥尻町役場・奥尻町教育委員会で正課インターンシップを行いました。離島という制約のある地域で、行政がどのように地域を支え、将来につなげているのかを現場で学びたいと考え、参加を決めました。
10日間の実習では、奥尻町役場地域政策課では広報紙の作成や国会議員の視察対応、行政無線の録音などを行いました。また、教育委員会では高校のオープンキャンパスの運営を生徒と一緒に行いました。その中で特に関心を持ったのが、奥尻高校の取り組みが地域に与えている影響です。全国から生徒を受け入れる仕組みや、スクーバダイビングをはじめとする特色のある教育展開は、若者が島に関わるきっかけを生み出し、地域に新しい視点や交流をもたらしていました。こうした取り組みを実現するうえで重要なステークホルダーである行政と教育機関が制度運営だけではなく、生徒に寄り添う姿勢を第一に重視しており、島で学ぶ意義や意味をより実感させていると感じました。
また、行政職員と住民の距離が近く、日常的な関わりの中で信頼関係が築かれている点も印象的でした。こうした関係性があるからこそ、地域の取り組みが持続的に機能しているのだと感じました。今回のインターンシップを通じて、地域の特性を生かしながら人や制度をつなぐ行政の役割を実務経験を通じて学ぶことができ、公務員として働く将来像がより明確になり、進路を考える上で大きな一歩となりました。実際に地域に飛び込み、地域の人と関わりながら、自分の将来を考えられることが、正課インターンシップの大きな魅力だと感じています。

NPO系

主な実習先

  • 生活クラブ生協、パルシステム生協、JAさがみ
  • ワーカーズ・コレクティブ、日本労働者協同組合連合会
  • ふるさとの会
  • 文化学習協同ネットワーク、K2インターナショナル、さいたまユースサポートネット
  • アジア太平洋資料センター

履修者体験談

A.Hさん
コミュニティ政策学科 2022年度履修


私は、認定NPO法人文化学習協同ネットワーク(以下、協同ネット)でインターンシップを行いました。協同ネットを志望した理由は、中間的就労の場の運営のしくみを知りたかったからです。私は、DTPユースラボという協同ネットが運営する中間的就労の場で、定例会議の見学や、出版物の作成業務を行う若者へのインタビューをさせていただきました。それらを通じて、中間的就労※の場の運営には次の2つが重要だと学びました。1つ目は、関わる人々の理念への共感です。DTPユースラボの事業目的は、若者自身が働きやすい職場をつくり出して自立していくことです。インタビューで、働く若者と、仕事を依頼するお客様たちも、この目的を理解していることがわかりました。2つ目は、事業の運営をメンバー全員で考えることです。DTPユースラボでは、週1回若者全員で、今後の計画や、疑問に思っていることなどを話し合います。運営を考える過程で事業の全体を見回し、持続的な運営にはお互いフォローし合うことが重要だと気付いていきます。全員で事業の運営を考えることで、相談の習慣と、サポートし合うことが定着し、協同が促進されるとわかりました。
他にもインターンシップでは様々な体験と学びがありました。今後も中間的就労に関わり、誰もが自分らしく働ける社会の実現に貢献できる人材になりたいと思います。

※ 中間的就労の場……福祉的就労と一般就労の中間に位置し、社会に参加することにハードルがある人々が柔軟に働きながら、自分に合った働き方や生き方を学ぶことができる場所。

企業系

主な実習先

  • 株式会社内田洋行
  • 京王電鉄株式会社
  • 佐久市内企業
  • 株式会社ブルーブラックカンパニー

履修生体験談

T.Yさん
福祉学科 2025年度履修


私は、京王電鉄株式会社沿線価値創造部様でインターンシップを行いました。
大学での学びを通して、「より良いコミュニティとは何か」という問いに向き合ってきました。その中で、企業が地域とどのように関わり、まちの価値や暮らしの質を高めていくのかを実践の場で学びたいと考え、本インターンシップに参加しました。
今回、沿線価値創造部様が行っているエリアマネジメント・生活サポート・スポーツ連携事業など、沿線の暮らしに密接に関わる複数の事業を見学・体験しました。また、沿線エリアへの来訪促進をテーマに企画を考え、最終的に社員の方々や関係する方々へ向けて発表する機会もいただきました。どの現場でも社員の方々が地域住民や事業者の声に丁寧にコミュニケーションをとっている姿が印象的でした。
これらの経験から、「人の暮らしと地域の未来に寄り添うまちづくり」の重要性を実感しました。企業のまちづくりは社会的意義だけでなく事業性も求められ、事業見学や企画立案の中でその難しさを痛感しました。しかし、住む人も訪れる人にもエリアの価値を知ってもらう仕組みづくりのプロセスを学び、さらに社員の方から丁寧なフィードバックを頂いたことで企画を深めることができました。そして、地域の方々の生活に寄り添い、ともに地域の未来を考えていく姿勢こそが、より良いコミュニティ、まちづくりにつながるという学びに至りました。
正課インターンシップでは、大学での学びを社会の中でどのように活かすのかを現場で体験することができました。実践と振り返りを通じて得た学びは、今後の学業やキャリアを考えるうえで大きな指針となっています。

福祉系

主な実習先(過去の例)

  • 社会福祉法人至誠学舎立川
  • 新座市社会福祉協議会
  • 和光市社会福祉協議会

その他、各学生の希望を確認しながら調整します

履修生体験談

Y.Aさん
コミュニティ政策学科 2022年度履修


私は今回、基督教児童福祉会バット博士記念ホームでのインターンシップに参加しました。志望した理由は、貧困家庭をサポートするボランティアでの出会いを通し、養育環境と個人の性格形成の関連性について探求したいと思ったことでした。
インターンシップに参加したことで、「家族」を取り巻く環境について、2つの新しい着眼点を得ることができました。具体的に、1つ目は「家族」にも休息の時間が必要なこと、2つ目は「第二の家」となる「居場所」を社会体制として創出する必要性についてです。実際に、現場で働く職員さんの生の声を聞くことで、社会に求められている本質的な解決策を見出すことができたと感じています。 
このように、児童養護施設でのインターンシップに参加したことで、現場を知り、自分の価値観が広がったことにとても満足しています。現場に赴くことで得られる肌感覚での学びは、大学での机上の学びを助長し、説得力ある自分にしてくれたと思います。学びへの追求心を養うきっかけになりました。

海外系フロリダ

米国フロリダ州のWALT DISNEY WORLD ® Resort が主催するプログラム 「 ディズニー・イマジネーション・キャンパス 」に参加し 、ディズニーの企業理念やリーダーシップ、チームワークなどをワークショップを通じて学びます。

パーク内でのプログラムの様子

ワークショップの様子

履修者体験談

N.Hさん
コミュニティ政策学科 2023年度履修


世界で最も広大なパークでの研修は、私にとって全てが衝撃でした。現地ではディズニー流のリーダーシップ、チームワークを学びました。特に印象に残っている内容は、自身のリーダーシップの素質と種類を理解したことです。正しく知ることにより他者との関係性を深め、円滑なチームワークに貢献できると思います。また、英語に自信の無かった私が現地のキャストや一緒に参加していた他大学の学生の前で英語でプレゼン発表したことは鮮明に覚えています。ウォルト・ディズニーがこれまで多くのキャストに伝承してきたホスピタリティを学べることはもちろん、英語力向上にも繋がると思います。大学3年次という社会人への意識が高まるこの時期に履修し、多角的な視点を身につけることができ、本当に満足できるプログラムでした。

海外系スウェーデン

ストックホルム郊外の移民集住地区のひとつであるHusbyの住民自治団体Folkets Husby(民衆のフスビー)を訪ね、同地区の若者たちが主導する草の根民主主義を学ぶプログラムです。このほか、社会教育の全国団体、図書館、ユースセンターなどを訪ねます。

Husbyのまちの歴史を描いた壁画を見てお話を聞く

スウェーデンの市民活動の場づくりについて学ぶ

参加者体験談

K.Aさん
コミュニティ政策学科 2025年度参加


このプログラムでは、スウェーデンストックホルムの移民地域で住民自治に取り組むFolkets Husbyという市民団体を受け入れ団体として、様々な団体を訪問し、移民共生や社会福祉、ユースワークなどについて学びました。現場で働く方たちからスウェーデンの移民問題、若者政策、社会制度について学ぶとともに、日本社会との違いを捉えることができました。特に印象に残ったのは、市営のユースセンターで見た光景です。スタッフが子どもを見守り、勉強スペースや音楽スタジオ、運動スペースなど充実した環境で、移民背景の子どもや若者たちがリラックスしているのを見て、若者の余暇活動を支える社会の仕組みが整っていると感じました。一方、エスニカルスウェーデン人と移民間でセグリゲーションが進んでいることや、右翼政党が台頭していることなど、移民共生において困難に直面している状況があることも学びました。このプログラムを通して、これからの学びのきっかけになるようなとても充実した時間を過ごすことができました!

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