2024/06/27 (THU)

和田夏海さん(福祉学科4年次)が「令和5年度 日本BBS連盟会長特別賞」を受賞

OBJECTIVE.

コミュニティ福祉学部福祉学科4年次の和田夏海さんが、特定非営利活動法人日本BBS連盟の「令和5年度 日本BBS連盟会長特別賞」を受賞しました。

BBS(Big Brothers and Sisters Movement)とは、子ども・若者が非行に陥っても立ち直ることができ、生きづらさを抱えながらも安心して生きていける社会を築こうとする、青年が先導する全国的な運動です。

立教大学では、昨年夏に、和田さんを中心に立教大学BBS会の立ち上げ、コミュニティ福祉学部福祉学科の学生を中心に、現在は、学部1年次から大学院生まで40名強の会員によってその活動が支えられています。
今回の受賞を記念して、和田さんとともに設立にかかわった棚本なつきさん(福祉学科3年次)と、本年度の新入会員である鬼武真菜さん(福祉学科1年次)が、和田さんにその想いを聴きました。
鬼武さん:BBSの活動をどのように知り、どのような経緯で立ち上げに至ったのですか?

和田さん:当時、兼任講師としていらしていた掛川直之先生の「刑事司法と福祉」の授業に現職の保護観察官のかたがゲストスピーカーとしてきてくださり、BBS活動についてお話されていたのをきっかけに知りました。授業をきっかけに刑事司法と福祉に関心を持つようになり、学科の友だちと横浜刑務所でおこなわれていた矯正展に参加したときに、たまたま横浜西地区のBBS会のかたとお話をする機会に恵まれ、そのまま横浜地域のBBS会の活動に参加するようになりました。その翌年に、掛川先生が立教大学に赴任され、先生のゼミに参加するなかで、立教大学にもBBS会を立ち上げようという流れになっていきました。

棚本さん:その後、掛川先生が日本BBS連盟の事務局長にとりつないでくださり、埼玉県BBS連盟からご助力をいただきながら、夏海さんが関心のある学生に声をかけ、あっという間に20名強の学生を集め、次々に、設立に向けての仕事をふっていってくださいました。夏海さんは、本当に、ヴァイタリティ溢れる先輩で、大変なこともたくさんありましたが、新しく団体を組織していくことの楽しさを感じています。

写真左から 棚本さん 和田さん 鬼武さん

鬼武さん:これまでの活動で一番苦労したことは何ですか?

和田さん:地域の保護司会や更生保護女性会のみなさんなど、これまでかかわることのなかった大人のかたがたと協力して進めることもあるので、そのあたりは正直、けっこう気を遣うこともありました。ですが、みなさんそれぞれに、非行や犯罪をしたかたの立ち直りについて真摯に考えておられ、若い世代のわたしたちがもっと中心になって発信していく必要があると思っています。

棚本さん:今回の受賞の感想とこれからのBBS活動について一言お願いします。

和田さん:今回はこのような栄誉ある賞をいただき、とても嬉しく思っています。ですが、この賞はわたしひとりがとったものではなく、立教大学BBS会の仲間たちをはじめ、埼玉県BBS連盟のかたがたのお力添えがあってこそのものです。近い将来、立教大学BBS会がこのような賞をいただけるよう、これまで以上に埼玉県、さらには立教大学の本部のある東京都豊島区など地域に根ざした活動をおこなっていきたいと考えています。みなさんの変わらぬご指導をご支援をお願いします。

棚本さん・鬼武さん:ありがとうございました。

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