2024/09/23 (MON)

『全国大学政策フォーラムinのぼりべつ』でコミュニティ政策学科藤井誠一郎ゼミの2チームが、第1位と第3位をそれぞれ受賞

OBJECTIVE.

『第18回 全国大学政策フォーラムinのぼりべつ』において、コミュニティ政策学科藤井誠一郎ゼミチーム・セント(青木 琴葉さん、中村 文香さん、尾武 うららさん、畠山 望さん、岸上 晴香さん、藤原 伊吹さん)が“全国大学政策フォーラム実行委員長賞”(第1位)を、チーム・ポール(守田 優也さん、大橋 円香さん、山本 太陽さん、西原 千晴さん、山口 はるかさん)が“登別市議会議長賞”(第3位)を受賞しました。

藤井誠一郎ゼミ チーム・セント、チーム・ポール。右手で登別の「の」を表現しています。

『全国大学政策フォーラムinのぼりべつ』は、全国から政策系、福祉系、工学系等の多様な専門領域のゼミの学生が登別市に集い、現地に存在する多種多様な課題についての解決策(政策)を議員や市民の前でそれぞれの視点から提案し、その質を競いあう大会です。2006年に始まりその老舗の位置づけとなっています。全国各地で同様な政策フォーラムが開催されていますが、市議会が主導して行っている点も特徴となっています。

2024年で18回目を迎えたフォーラムは、8月26日(月)~8月28日(水)に登別市内で開催されました。全国から7大学1専門学校の合計13チームが集い、「未来を拓く 若者と働く環境の再構築を考える」がテーマに設定され、それに向けての政策提言を行いました。本学からは藤井誠一郎ゼミの、チーム・セントとチーム・ポールの2チームが参加しました。

チーム・セントは、登別市の個々の産業が連携せず独立している状況に鑑み、産業どうしを結びつけ効率的な連携を促すために、その懸け橋となるシステムとしての「のぼりっじ」(登別+ブリッジ)の開発を提言しました。

一方、チーム・ポールは、登別市内において若者が望む雇用が少ない状況に鑑み、登別市に若者支援組織「ヤイモソソ」(アイヌ語の「自分で起き上がる」)を作り、若者の交流から起業を促すとともに、子どもに郷土教育を行って登別市への郷土愛を育む事業を展開することを提言しました。

審査の結果、チーム・セントは「全国大学政策フォーラム実行委員長賞」(第1位)を、チーム・ポールは「登別市議会議長賞」(第3位)を受賞しました。

チーム・セントのヒアリングの様子

チーム・ポールのヒアリングの様子

チーム・セントの政策提言の様子

チーム・ポールの政策提言の様子

受賞コメント

チーム・セント
コミュニティ政策学科3年次 岸上晴香さん

今回受賞することができたのは、藤井先生をはじめ関係者の方々のお力添えあってのことだと思います。先生方のご指導があったおかげで、私たちチーム・セントは全国大学政策フォーラム実行委員長賞を受賞することができ、非常に貴重な経験をさせていただきました。
フォーラムでは他大学の学生たちの斬新な政策提言を目の当たりにし、多様な視点や新たな発見が数多くあり、非常に刺激的でした。
私たちのチームではチームリーダーが急遽、現地での参加ができなくなってしまうという予想外の事態が発生しましたが、オンラインを通じて遠くにいても、提言をより良いものにするためにチームで議論を重ね、朝5時まで再考を行ったことは、何よりも忘れられない思い出です。限られた時間の中でアイデアを磨き上げ、一丸となって取り組んだ結果が評価され、とても嬉しく思っています。
この経験を通じて得たチームワークの重要性や問題解決スキルを、今後の学びやキャリアにおいても活かしていきたいと思います。これからも成長し続けられるよう、引き続き努力を重ねていきます。ありがとうございます。
チーム・ポール
コミュニティ政策学科3年次 守田優也さん

この度、登別政策フォーラムにおいて、登別市議会議長賞を受賞できたことを大変光栄に思います。
チームが発足した4月からテーマに沿った提言内容を検討してきましたが、何度も壁にぶつかり、その度に内容を大きく転換するといったことが続きました。そんな中でも男女5人で力を合わせ、必死に議論を重ねた結果、最終的に全員が納得のいく内容に仕上げることができたと感じています。たくさんの苦労を重ねてきたからこそ、受賞を聞いた瞬間は達成感や充実感に満ち溢れながら喜びを分かち合うことができました。
また、現地でのヒアリング調査を通じて、そこでしか知り得ない情報を得られただけでなく、実際に自分たちが考えていた内容の裏付けとなるお話も聞くことができたので、自分たちのアイデアは決して的外れではないと安心するきっかけにもなりました。
今回、登別市議会議長賞を受賞することができたのも、私たちをサポートしてくださった藤井先生、ヒアリング調査に協力してくださった登別市役所、北海道銀行、地域おこし協力隊、登別観光コンベンション協会の皆様のお力添えがあったからだと思います。この場をお借りして、ご協力くださったすべての方に感謝申し上げます。本当にありがとうございました。
今回の登別政策フォーラムでの経験を糧に、他の地域の活性化や日本全体の社会課題の解決に向けての提言へと繋げていき、自分たちの学びを発展させるきっかけにしていきたいと思います。

お使いのブラウザ「Internet Explorer」は閲覧推奨環境ではありません。
ウェブサイトが正しく表示されない、動作しない等の現象が起こる場合がありますのであらかじめご了承ください。
ChromeまたはEdgeブラウザのご利用をおすすめいたします。