2025/05/15 (THU)

佐伯葉奈さん(コミュニティ政策学科4年次)がTEDxRikkyoUに登壇しました

OBJECTIVE.

コミュニティ福祉学部コミュニティ政策学科4年次の佐伯葉奈さんが、2024年12月14日に開催されたTEDxRikkyoU 8th Eventに登壇しました。

TEDxRikkyoUは、立教大学大学院人工知能科学研究科と連携し、立教大学内でTED Talksのプレゼンテーションイベントを運営する団体です。アメリカの非営利団体TEDから公式ライセンスを取得しており、2024年度で創設8年目を迎えました。TEDxRikkyoU2024のイベントテーマは ”Spell”。「未知の世界を知ることで魔法にかかってほしい」という思いのもと、登壇者の紡ぐ言葉ひとつひとつによって、日常のなかに潜むときめきやまだ見ぬ世界への扉を開くようなアイディアが色鮮やかに全世界へ届けられました。
佐伯さんについて

佐伯さんからのコメント

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活動を始めて3年。全国の工房を巡る中で、私は職人たちの確かな技と、ひとつひとつの仕事に込められた深い想いに触れてきました。一方で、静かに灯を落としていく工房の姿も、幾度となく目の当たりにしてきました。売れるかどうか、その一点で継承の命運が分かれる現実。工芸が直面するのは、「文化」と「産業」の間にある埋まらないギャップです。経済産業省の定める「伝統的工芸品」という枠組みは、文化を守る砦でありながら、現代の市場とはなかなか折り合いがつかない。その結果、定義の再解釈が進む一方、工房を閉じる職人も増えています。しかし、それもまた時代の自然な流れなのかもしれません。暮らしが変われば文化も変わり、淘汰と再生を繰り返しながら受け継がれていく。それが文化なのだと思います。

「誕生」を見据えた「終わり方」
この変化とどう向き合うか。時の流れに身を任せるのもひとつの選択です。
でも私は、せめて文化が“確かにあった”という証を残したいと思いました。そこで今回紹介するのが、「ポータブルJapan」と「名前をつけて掘り起こす」という二つの視点です。これは広義には「文化の終わり方」を考える提案でありながら、「再び誕生する可能性」を見据えた試みでもあります。概念さえ残っていれば、かたちを変えてまた生まれ直すことができる。そんな可能性を、私なりに言語化してみました。ぜひご覧ください。

コミュニティ福祉学部の皆さんへ
この学部はとにかくエネルギッシュで行動力のある方が多い、そんな印象があります。
だからこそ、TEDxRikkyoUでは面白い化学反応がきっと生まれるはずです。
他者の「好き」に触れることで、自分の「好き」も見えてくる。なぜ惹かれるのか、どう深めていけるのか。それを探る旅のはじまりとして、ぜひ自分の思いや問いを言葉にして発信してみてください。皆さんの挑戦を楽しみにしています。

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