2025/10/14 (TUE)

『第19回 全国大学政策フォーラムinのぼりべつ』でコミュニティ政策学科藤井誠一郎ゼミの2チーム、原田晃樹ゼミの1チーム、第1位、第2位、第3位を独占受賞

OBJECTIVE.

『第19回 全国大学政策フォーラムinのぼりべつ』において、コミュニティ政策学科藤井誠一郎ゼミチーム・ポール(吉川美咲さん、伊藤綾希さん、越野由子さん、渡邊香穂さん、佐藤絆さん、佐渡遼太朗さん)が“全国大学政策フォーラム実行委員長賞”(第1位)を、原田晃樹ゼミ・原チルドレン(中﨑貴生さん、伊佐真帆さん、三森英里子さん、大橋結衣さん)が“登別市長賞”(第2位)を、藤井誠一郎ゼミチーム・セント(河西まやさん、中川暦さん、柴田彩美さん、佐藤緋葉里さん、渡邉こころさん、鶴見勇介さん、大野裕翔さん)が“登別市議会議長賞”(第3位)を受賞しました。

藤井(誠)ゼミ

原田(晃)ゼミ

『全国大学政策フォーラムinのぼりべつ』は、全国から政策系、福祉系、工学系等の多様な専門領域のゼミの学生が登別市に集い、現地に存在する多種多様な課題についての解決策(政策)を議員や市民の前でそれぞれの視点から提案し、その質を競いあう大会です。2006年に始まり政策提言フォーラムの老舗の位置づけとなっています。全国各地で同様な政策提言フォーラムが開催されていますが、市議会が主導して行っている点も特徴となっています。

2025年で19回目を迎えたフォーラムは、9月1日(月)~9月3日(水)に登別市内で開催されました。全国から5大学1専門学校の合計12チームが集い、「『消滅可能性自治体』登別、あなたなら どうしますか?」がテーマに設定され、それに向けての政策提言を行いました。本学からは藤井誠一郎ゼミ、原田晃樹ゼミからそれぞれ2チームが参加しました。

藤井ゼミチーム・ポールのヒアリングの様子

原田ゼミ・原ッペチーノの視察先でのヒアリングの様子

参加学生をシャッフルしてワークショップを開催

グループ討議内容を発表

なお、今回は現地ヒアリングの前後に「現地調査の大切さを再確認しよう!!」と題するワークショップが開催されました。全国から集まった学生がヒアリングへの取り組み姿勢を学ぶ要素も入れてフォーラムが運営されました。
政策提言について藤井(誠)ゼミチーム・ポールは、登別市の高校、市内や周辺都市の企業、都市部の大学を自治体創設の奨学金制度によってつなげて若者のUターンを促進させる「“のぼる”奨学金」を提言しました。また、原田(晃)ゼミ・原チルドレンは、登別市の魅力を伝える機会を創出して継続的に訪れてくれる人や関わってくれる人を巻き込んでいく仕掛けを提言しました。一方、藤井(誠)ゼミチーム・セントは、ふるさと納税制度とは相違する「ふるさと寄付」制度を創設し、魅力的な登別ならでは返礼品の提供や蓄積された資金を登別市での起業支援に充て雇用を創出していく施策を提言しました。
審査の結果、藤井(誠)ゼミチーム・ポールは「全国大学政策フォーラム実行委員長賞」(第1位)を、原田(晃)ゼミ・原チルドレンは「登別市長賞」(第2位)を、藤井(誠)チーム・セントは「登別市議会議長賞」(第3位)を受賞しました。

藤井ゼミチーム・ポールの発表

原田ゼミ・原チルドレンの発表

藤井ゼミチーム・セントの発表

藤井ゼミチーム・ポールの受賞コメント

コミュニティ政策学科3年次 吉川美咲さん
この度、実行委員長賞を受賞できたことを大変光栄に思います。
私たちをサポートしてくださった藤井先生、またヒアリング調査にご協力くださった皆さまに、心より御礼申し上げます。
私たちのチームは、方向性がなかなか定まらず試行錯誤を重ねる場面もありましたが、役割分担をして情報を集め、授業外の時間も話し合いを重ねて内容を磨いていきました。現地でのヒアリング調査では、事前に行った準備が実を結び、根拠を裏付ける大切な情報を得ることができました。さらに、最後まで粘り強く取り組むことで、発表内容をブラッシュアップすることができました。
その過程で、全員が責任感と主体性を持ち、互いに助け合い高め合うことができたからこそ、納得のいく成果につながったのだと思います。発表を終えた瞬間は達成感に包まれ、同時にチームメンバーや先生方への感謝の思いで胸がいっぱいになりました。そして、その努力が評価という形で実を結んだことを、本当に嬉しく感じております。
今回の登別政策フォーラムを通して、チームワークの重要性やヒアリング調査の方法、課題発見力や調整力など、数多くの学びを得ることができました。この経験を糧に、今後の学びや活動に活かしてまいります。ありがとうございました。

原田ゼミ・原チルドレン受賞コメント

コミュニティ政策学科3年次 中﨑貴生さん
この度、登別政策フォーラムにおいて、登別市長賞を受賞できたことを大変光栄に思います。
今回の受賞に至るまで、何度も案を出しては修正し、練り直すという過程を繰り返しました。行ったことのない地の問題を扱うことは難しく、実際に登別市を訪れて自分の目で見て感じたことを発表にまとめる作業の大変さも強く実感しました。それでも、現地でのヒアリングではゆめみーるの方々から貴重なお話を伺い、地域への理解が深まり、より実現可能性の高い提案にブラッシュアップすることができました。
発表前は、寝る間も朝食の時間も惜しんで準備を続け、最後の最後まで議論と修正を重ねました。原田晃樹先生の手厚いサポート、そしてゼミのみんなと切磋琢磨し合えた環境があったからこそ、この賞をいただけたと感じています。
受賞の瞬間は達成感と喜びで胸がいっぱいになり、4人で喜びを分かち合えたことは何よりの思い出です。苦労も多かった分、学びや気づきも非常に多く、自分にとって大変貴重な経験となりました。そして何より、とても楽しい時間でした。
今回の経験を糧に、今後は他地域の活性化や日本全体の社会課題解決につながる提言へとつなげ、学びをさらに発展させていきたいと考えています。

藤井ゼミチーム・セントの受賞コメント

コミュニティ政策学科3年次 河西まやさん
この度、登別政策フォーラムにおいて登別市議会議長賞を受賞できましたことを、大変光栄に思います。フォーラムでは、他大学の学生による斬新で多角的な政策提言に触れることができ、新たな気づきを得られたことは大変貴重な経験となりました。
私たちのチームは5月の発足以来、テーマに沿った提言内容を模索し続けてきましたが、その過程では幾度も壁に直面し、方向性を大きく修正することもありました。しかし、困難に向き合ったからこそ、登別について真剣に考え抜くことができたのだと感じています。より良い提言を目指して議論を重ね、発表当日の朝まで再考を続けた時間は、何よりも忘れがたい思い出です。最後まで諦めずに取り組んだ成果が評価され、大きな喜びとともに、努力を重ねたからこそ得られる達成感と充実感を味わうことができました。
今回の受賞は、常に真摯にご指導くださった藤井先生、そしてヒアリング調査にご協力くださった方々のご支援あってのものです。この場をお借りして、心より感謝申し上げます。本当にありがとうございました。
登別政策フォーラムで培ったチームワークの重要性や問題解決への姿勢を、今後の学びや将来の歩みにも活かしていきたいと考えています。これからも成長を止めることなく、挑戦を続けてまいります。

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