3.11 のマイナスイメージをプラスに。若者のエンパワーメントを高めたい

コミュニティ政策学科 紺野陽奈さん

2024/02/02

在学生・卒業生

OVERVIEW

福島県最大級の学生団体「Spread From Fukushima(通称SFF)」の代表を務めるコミュニティ政策学科2年の紺野陽奈さんに、学生生活や同団体の活動についてインタビューしました。

コミュニティ政策学科に興味を持ったきっかけや、進学を決めた理由を教えてください。

私は福島県出身として、震災後のコミュニティ再生の必要性を感じています。高校でのチアダンス活動を通じて他者に元気と勇気を与えることを経験し、ある人との出会いから地域貢献に興味を持ちました。また、高校2年生の時から「SFF」に参加して、異世代と協働する重要性や社会で活動することのやりがいを実感しました。こうした経験から、将来は「若者のエンパワーメントを高める」を人生ビジョンに日本一の教育起業家を目指すようになりました。
コミュニティ政策学科には、リーダーシップや地域問題について深く学び、かつ実践できる環境があり、そこが大変魅力でした。私の人生ビジョンや目標の実現にはコミュニティ政策学科の教育が不可欠だと感じて、進学を決めました。

いま、どのようなことを勉強しているのか、ゼミの活動や主な授業などについて教えてください。

現在は、教育やリーダーシップの基礎を学びながら、地方創生に関連する社会活動の実践例やマネジメントに関する学びを深めています。
ゼミは、震災・原発事故をテーマとする原田峻先生のゼミに所属しています。ゲストスピーカーで被災地の方のお話を伺ったり、東日本大震災当時と現在の状況について調査を行ったりしています。また、ゼミ生有志で「大学生観光まちづくりコンテスト(福島復興ステージ)」に挑戦して、地域に根差した問題の解決策を学生ならではの視点で提案しました。今後もさらに学びを深め、地元福島でコミュニティ再生に携わっていきたいです。

「SFF」の活動について、教えてください。また、なぜこの活動を行おうと思ったのですか?

「Spread From Fukushima」は「福島から広めよう」という意味で、日本一の挑戦者が集うプラットフォームを創ることをビジョンに掲げた学生団体です。この活動は、3.11 のマイナスイメージをプラスに、という想いをもった大学生が 2020 年に立ち上げました。
高校2年生の時、インスタグラムで大学生の活動を見て応援メッセージを送ったところ、「一緒にやってみませんか?」とお誘いいただき、私も参加するようになりました。
現在は約 70 名の学生が集うコミュニティとなり、地域活動を目的とするプロジェクトを複数立ち上げています。学生にとっても人として成長する機会となり、人財育成にも繋がっています。

「SFF」の代表としての活動の中で、印象に残っている取り組みや、大変だったことなど、エピソードがあれば教えてください。

もともと引っ込み思案だった私ですが、代表となり、これまでの自分を変えなければならないと痛感しました。プロジェクトを主導する立場になって、初めての責任とプレッシャーに直面しました。プロジェクトメンバーをまとめ、目標に向かって動かすこと、そして時には厳しい決断を下すことの難しさを実感しました。

2023年8月12日に郡山総合体育館で「フクバトンフェス」を開催しました。このイベントは、コロナ禍で体育祭や文化祭などが中止になった学生たちが、交流の場を作ろうと準備を進めたもので、郡山市との共催で開催したものです。クラウドファンディングで100万円の運営資金を集めて、約200名の参加者が集まり、「より多くの学生に居場所となる場所(サードプレイス)を届ける」「学生と地域が一体となり、刺激し合い、応援し合える関係性を築く」という目標を実感できるイベントになりました。
最終的なプロジェクトの成功はもちろんですが、この経験が自分自身の成長に繋がり、私にとって非常に価値のあるものとなりました。

コミュニティ政策学科での学びが「SFF」の活動にどう結びついていると思いますか?

コミュニティ政策学科での学びは、SFFの活動と深く結びついています。学科で得た理論的知識を通して、地域コミュニティの形成や展開における根本的要因を嚙み砕いて学ぶことができ、その上で実践的な企画提案に応用できています。また、授業で学んだ事例も参考にしながら社会問題の解決策を探求することが、実際のプロジェクトにおいても柔軟かつ効果的なアプローチを取ることに繋がっています。
SFFでは今後、地元の企業などと連携して、学生の活躍の場を広げるプロジェクトも立ち上げていく予定です。また2023年11月に一般社団法人として認可され、さらなる発展を目指しています。
※インタビュー当時の情報です。

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